
ヒューマンドラマ
口ぐせは「大丈夫です」。40歳の総務係長・多田修は、急な頼まれごとも、隣の課の謝りも、健康診断の再検査も、ぜんぶ「大丈夫です」で引き受けてきた。ジムも英会話も、誰にも言わずにいつの間にかやめた。ある夜、勝田台の駅前で見つけたのは、大人たちが組み合い、負けて笑っている柔術の道場マタドール。0円の体験で、小柄な紫帯に押さえ込まれ、息ができなくても「大丈夫です」と言う多田に、先生は言った。「大丈夫じゃないときは、2回たたいてください」――。40年、一度も「参った」と言えなかった男の、仕事帰りの柔術。
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ファンタジー
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